ダイエットや美容のために、日々の食生活に積極的にサラダを取り入れている方も少なくないと思います。
サラダを食べることで、食物繊維が便通を促し腸内環境を改善してくれる働きや、食後の急激な血糖値の上昇を抑え脂肪を蓄えようとする働きを抑えてくれたり、水溶性食物繊維が腸内細菌のエサになって腸内の善玉菌を増やしてくれる、ビタミンやミネラルが摂取できるなど、日々の食事からは外せないメニューの一つであります。。
ただし、せっかく美容や体のためにサラダを摂取していても、食べ方次第ではその良さが十分に得られないことがあるので参考までに。
サラダを食べる目的
サラダに限った話ではありませんが、食事をする際には各食材を摂取する目的を考えることが大切です。
例えば、「豆腐とわかめのお味噌汁」を例にしてみると、
これを野菜サラダに置き換えると、
このように、ざっくり効能を考えてみるだけでも食べすぎ防止や足りていない栄養素をプラスすることで献立もより考えやすくなると同時に、余計な食材を買わなくて済むので体にもお財布にも良い食生活に変わります。
ドレッシングは必ずオイルドレッシングを使う
ビタミンは、大きく脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンという2種類に分けられます。
脂溶性ビタミンとは油に溶け、水溶性ビタミンは水に溶けて体内に吸収されるビタミンのことで、代表的なビタミンの働きは下記の通りです。
いずれのビタミンも健康や美容にとって大切な栄養素であることが分かりますが、脂溶性ビタミンに関する実験結果では低脂肪食を行ったグループで脂溶性ビタミンの欠乏症になることが報告されているため、ダイエットのためにあえて低脂肪食を選択する理由は今のところなさそうって感じですね。
ちなみに、ビタミンは熱に弱いという情報を耳にしたことがある方もいると思いますが、水溶性ビタミンの方は加熱により破壊もしくは食材を茹でる等の料理法をした際に流れ出てしまう可能性がありますが、一方で脂溶性ビタミンは加熱処理では破壊されないことが分かっています。
そのため水溶性ビタミンを効果的に摂取するのであれば、スープ等調理時の水分も一緒に摂取できる料理をすることで調理時に流れ出た水溶性ビタミンを余すことなく摂取することができます。
まとめ
まとめると、
このようになります。
筆者は、サラダにはドレッシングの代わりにオリーブオイルを2周ほどかけて、塩を1~2つまみかけて食べてます。
美容への関心が高い人や、健康に気を配っている方の中には、余計な油は取らない方がいいと考えてドレッシングはノンオイルもしくは何もかけないという方もおられると思います。
体のことを気遣ってある食材を控えたり、逆に多めに摂ったりする柔軟性はとても良いことだと思いますが、脂溶性ビタミンを含む食材を摂取する時は油(脂肪)が必要です。
体のことを考えてノンオイルドレッシングを選択する理由は今のところはなさそうですね。