ダイエットをする中で「お腹周りを痩せさせたい」という考えは多くの方が直面するのではないでしょうか?
この記事では、お腹周りを痩せさせるために重要なポイント3選を紹介していきます。
部分痩せは科学的にはありえない。
結論からいうと人体の構造上「部分痩せ」は非常に難しいんですね。
そもそも体が瘦せていくためには、体内に蓄えられている脂肪をエネルギー(カロリー)に分解した後、そのエネルギーを燃焼(消費)していく必要があり、基本的にエネルギー(カロリー)は全身で消費されております。
例えば、マラソン選手は一日に何十キロもの距離を走ることであの凄まじい持久力を維持していますが、そもそも人体の構造上「部分痩せ」が可能ならばマラソン選手の体はニワトリのように下半身はほっそりとなる反面、腰から上はカロリーがしっかり蓄えられた状態でなければつじつまが合わないということになります。
言われてみれば当たり前のことのようですが、いざダイエットをするとなるとこういった考えに偏りがちなので注意していきたいところです。
「効果的にお腹周りを瘦せさせる3つの方法」 ①大きい筋肉を鍛える
ダイエット記事などでよく「腹筋はダイエットには効果がない!?」などの文字をしばしば見かけますが、
お腹周りを引き締めるために腹筋を鍛えることは決して間違いではありません。
むしろ腹筋は体幹が安定させ、姿勢を保ち、内臓をガッチリ守ってくれる重要な筋肉ですので、積極的に鍛えていきたい筋肉であります。
ただし、エネルギー(カロリー)の消費量は筋肉の大きさに比例するので、腹筋(腹直筋や腹斜筋など)のような全身の他の筋肉と比べても比較的小さな筋肉を鍛えまくったところで、ダイエットのために脂肪を燃やすという観点からすると少々馬力が足りないんですね。
例えるなら、
1ℓあたり20km走る小さな原付と1ℓあたり5kmしか走らない大きなトラックに同じ量のガソリンを入れて走ったとしても、トラックの方が短い距離で沢山燃料を消費してくれるのと同じで、
エネルギー(カロリー)を消費するといった観点からすると優先順位が低いことが分かります。
反対に、エネルギーを多く消費するなら大きな筋肉を使う方が効率が良く、
代表的なものだと、
などが比較的大きな筋肉といえます。
と言う声が聞こえてきそうですが、そもそも筋肉を大きくするためにはテストステロンという男性ホルモンが超重要であり、女性の場合このテストステロンが男性にくらべ5%~10%程度しか体内に存在しないので、男性に比べると筋肉を大きくするという観点からするとハードルがかなり高めなのでその辺は安心してしっかりトレーニングをしていただいて大丈夫です。
満足のいくウエイトを余裕で上げられる頃には、気づけば誰もが羨むようなスタイルになっていることでしょう。
「効果的にお腹周りを瘦せさせる3つの方法」 ②カロリーのコントロール
当たり前ですが、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っている状態ではダイエット成功への道は険しいものになります。
かといって極限まで摂取カロリーを制限してしまうと人間の脳は賢いので、エネルギーの少ない過酷な環境下でも生き残れるように「低燃費モード」に切り替わり、逆に脂肪が燃えにくい体質になってしまうので、健康面からも極限までカロリーを制限するのはあまりお勧めしません。
カロリー消費の話になると必ずといっていいほど耳にするのが「基礎代謝」です。
基礎代謝とは、
つまり、何もしなくても生きているだけで消費していくカロリーのことですね。
カロリーのコントロールは「お財布」の中身とよく似ています。
・家賃や食費、携帯代のように決まった額が必ず毎月支払われる「固定費(基礎代謝)」と
・外食代や旅費、趣味に使うお金など月によって支払う額が変わってくる「変動費(生活活動代謝)」
※生活活動代謝(運動や日常生活で消費されるエネルギー代謝のこと)
残金(貯金)=収入-(固定費+変動費)
という式をカロリーコントロールに置き換えると。
消費されたカロリー=総摂取カロリー-(基礎代謝+生活活動代謝)
という式になります。
「すき間時間を活用して頑張ってトレーニングをしたのに、ちょこちょこお菓子をつまんでいたら逆に太ってしまった」という話はよくあります。
例えば、「せっかく頑張って副業でお金を稼いだのに欲しくもないブランド物を買ってしまって結局収支がマイナスだった」と似たような話ですが、そんなことにならないためにも、自分の基礎代謝を把握しつつ、適度に運動して消費カロリーを増やしていきたいところですね。
基礎代謝の目安として、厚生労働省の「日本人の基礎代謝基準値」を貼り付けておきます。
さらに詳しく知りたい方は無料で出来る基礎代謝の計算ツール「TDEE https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736」というものもあるのでご参考までに。
「効果的にお腹周りを瘦せさせる3つの方法」 ③腸内環境を改善する
便が出るからぽっこりお腹がぺったんこに!?などといった物理的な話は一旦おいときまして、腸内環境がどう体に影響を与えるのかと申しますと、
腸内環境においては、むしろ便通が良くなる以外のことも非常に重要でありまして、というのも腸を労った食事をしていれば便通は自然に改善されるのでむしろメンタルの方に目を向けることが大切だと考えております。
ヒトの体は、寒ければ体温を上げ、汗をかけば喉が渇き、食後に血糖値が上がればそれを下げようとするような、環境に関わらず体調を一定に保とうとする働きがあります。
その中でカロリーが足りなくなれば本能的にカロリーを欲するのはある意味自然なことと言えるでしょう。
人によっては、大好きなお菓子やジュースを我慢し、苦手な運動にチャレンジするも1日や2日で結果が出ないことに嫌気がさすこともあると思います。
そのうえ、そもそものメンタルが悪化してしまってはせっかく重い腰を上げて変わることを決意したにもかかわらず、自分で自分の首を絞めてしまうことになりかねません。
ヒトが食べたものは思っている以上にしっかり吸収されています。
便通のためだけでなくメンタルのことも考えて、腸を労った食事を心がけてみるのもいいかもですね。
まとめ
まとめますと、
こんな感じですかね。
ダイエットに限らず自分との闘いには、「仲間」がいると非常に心強いです。
Twitterなんかでは「#ダイエット垢」「#ダイエット垢さんと繋がりたい」などといったダイエットに関するコミュニティーもあり、僕の周りでも結構活用して元気貰ってる人多いので、もし興味があれば試してみても悪くはないんじゃないでしょうか。
この記事がみなさんのダイエットに少しでも役に立ちますように(^^)